在宅での勉強法 数学編(新高校一年生向け)
一つ前の記事で国語、英語の在宅での勉強法を書いたが、今回は数学についての勉強法を書いていく。
数学
高校一年生は数学1と数学Aを中心に授業が進んでいく。細かく見ると、数学1では数と式、二次関数、図形と計量、数学Aでは論理と集合、場合の数と確率、平面図形、整数が含まれる。どちらも受験に必ず出るかつそれ以降習っていく数学2B、3を学習する上で必要な知識が含まれているため、後で勉強すればいいなんて甘えは捨てよう。勉強をサボればサボるほど高校数学はより何言っているか分からなくなる。中学数学では努力せずとも点数が取れたっていう人は要注意。高校数学は努力が如実に出る。中学数学との違いは直感で解ける問題が少なく、何を問われているかを見抜く力と答えが具体的から抽象的に変化していることである。進度としては夏までに1Aの教科書の基礎的な内容を夏までに予習で終わらせてしまい、その後夏に標準、応用問題を解き、ひたすら演習の量を積むことである。勉強法としては演習量を増やすこともそうだが、定理の意味、公式の証明など深いところまで勉強してほしい。最近のセンターの傾向がそう言った根源的な理解を問うてきているのでこれからもそれが続くと思われる。
おすすめの勉強本
Focus Golds数学1+A
受験に出てくる大体の問題を網羅している。問題量も多く、演習が多く積めるかつ問題がよく選ばれていると感心する良書。模試や受験によく出る問題が載っている。難易度としては青チャートよりも難しく、赤チャートよりも簡単という印象。狙う大学がこのレベルにないと感じたならば、青や黄チャートに変えた方がいいと思う。受験生がやるには量が多いので、まず教科書の内容を一周してから早めに取り掛かろう。これ一冊で二次試験まで使えるので浮気せずやり切ろう。すべての問題集で言えることだが重要度の高い、よく出る問題は解法を丸暗記でもいいので覚えて、使えるようにしよう。解法を身に付け、解法の引き出しを多く持つことは問題を書くスピードだけでなく、見たことのない問題を解く力につながる。とりあえずは例題レベルの問題は解法を覚えてしまおう。
数学1・A基礎問題精講
教科書と並行しながら問題集がやりたい、厚い参考書はやる気が起きない、まず教科書の少し難しい問題から始めたいっていう人はこの問題集を。解説も丁寧で、解き方の方針まで載せてくれているので、解法を短期間で覚えることが可能。共通テストレベルならこの問題集1冊を完璧にすることで高得点取れる。教科書の内容が一通り終わっているなら1ヶ月で一周することができる。先ほども述べたが解法を覚えよう。
1対1対応の演習/数学1,数学A
問題の選択、そしてそれを解くための解法、思考法が極まっている良書。紹介はしたものの受験勉強の本においても難易度が高い方なので他の問題集である程度演習してからチャレンジしてほしい。もし高校一年生のうちからこの問題集が解けるならばもう数学1Aは怖いもの無し。
他に4Stepやサクシードなどもあり、どちらも問題量は多く、演習量は多く積めるが、欠点として解説が弱い、重要度の低い問題も多く載っていたりする。基礎がためとして使おう。